Pu’ili=プイリの製作とお手入れ保管方法について

Na Kani O Hulaでは、これまでに数多くのプイリを製作し続けています。

一組のプイリ製作には数段階の製作工程を要します。

右の画像は、ケントが一週間ちょっと前に収穫したばかりの竹にやすりをかけている所。

背景にうつる壁のラックは、ニス仕上げを塗った後に乾かす工程で裂け目をいれた竹のプイリをぶら下げる為に使われるもの…。

ナカニオフラではいまだに昔ながらの手作業でニス塗り仕上げを行っています。

製作最後の工程で、プイリの「歯」=切れ目の部分の仕上げに入ります。

これを行うことでプイリの美しいサウンドが生まれる訳。

何故かうちの猫Popokiは、この切れ目をいれる工程になると作業台の下に鎮座。

私たちが切り取り剥ぎ取った竹の切れ端まみれになるのが大好き…
変なニャンコです。

プイリの手入れ・保管法:
プイリの保存やお手入れに関するトラブルで、ハワイから他国へ持ち出された後に起きやすいものとして、ハンドル部分のひび割れなどです。

急激な気候の変化で乾燥しすぎて起こるもの。予防対策として木製家具用または木製品のお手入れ用オイルやトリートメント材を塗ることにより、急激な乾燥を防ぐことができます。
他のよくあるトラブルは、車中にうっかりフラバッグをおきっぱなしにして、中のプイリが暑さで台無しになってしまう等!

また長期間プイリを使わない場合、時にして竹の中に虫が生息する場合が有ります。もし黄色っぽい細かい粉のようなものがプイリの周辺やプイリ自体に発生したら、即座にプイリを冷凍庫に最低一週間は入れて駆虫対策を。

最後に、プイリを持ち出すとき(フラのお稽古や発表会へ、車での移動、駐車場からお家まで。。。など移動するとき)は、歯の部分が凄くひっかかりやすいので気をつけましょう。
ペーパータオルで歯の部分を包む、使い終わったペーパータオルやトイレットペーパーの筒状の紙の芯をとっておいてプイリのカバーに、輪ゴムで歯部分の先を止める、またはプイリ専用のbagを用意する…など。

下の画像はshopで取扱中のプイリ専用bag。

プイリ専用の袋を用意して保護するのが一番のおすすめ対策。御要望の方はshopから御買い求め下さい!

あるお客様一例を紹介すると、なんと、飼い犬がプイリを食いちぎってしまったという驚き仰天!の逸話もあります。。
何があるか解らない、危険がいっぱい!笑

大切なプイリをしっかり保護しましょうね。

お知らせ:
ナカニオフラでは、来る3月15〜16日(2008年)にHawaii Convention Center=ハワイ・コンベンション・センターで開催されるHonolulu Festival=ホノルル・フェスティバルに出展。

3月ハワイ・オアフ島にお越しになる皆さん、是非顔をだしてくださいね!
もちろん、いつも通り4月には伝統のフラ大会:Merrie Monarch=メリーモナークですよ。楽しみですね〜。

ではまた次回まで。